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次の日の昼、また呼び鈴がなった。浩介がいないので、わたしが出ると、また伊藤さんだった。
「昨日のお寿司が残ってしまったので、カレーにしてみたんです。たくさん作っちゃったんで、おすそわけです」
どうやったらお寿司をカレーにできるのかはともかく、大きなタッパーに入ったカレーを受け取る。
「ありがとう」
と、一応礼を言ったけど。
カレーかぁ……。
辛いのは苦手なのよね。
そうだ、全部浩介に食べてもらおう。
学校から帰ってきた浩介は、お腹をすかせていて、その夜と翌朝でカレーを平らげたけど、その後、二、三日、寝込んだ。
なんでかなー?
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