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どうしようもなく寂しくなったとき、孝明の面影を求めてにている男を捕まえては抱かれる。
目を閉じ、まぶたの裏に孝明の顔を浮かべ快楽を彼からのものだと想い描きながら。
むなしさが晴れることはない。心が満たされることもない。でも、やめられない。
そうして、今日だって孝明と渚くんを見送った閉店後の店に、何度も関係を持っている遊び相手を呼び出し抱かれたのだ。
それでも、想いが消化されることもなく。吐き出されることもないまま。
いつまでも、いつまでも、俺の心のなかに燻り続けている。
どうしても、消えないーーーーー。
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