ーー生まれたモノは

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「あーーー、あんっ! ・・・晴、・・・晴・・・」 「っか、そんな、締め付けないで・・・イク・・・」  譫言のように晴の名を呼ぶ。  ガクガクと揺すぶられ、強すぎる快味に涙を溢しながら。  最奥を貫かれ、中に熱を吐き出された瞬間、ビクビクと体を震わせ、再び自分のそれからも熱を放った。  意識が浮上する。  いつの間にか眠ってしまっていたらしい俺は怠い身体を起こそうとする。  それができなかったのは、晴の腕が俺の身体に巻き付き抱き寄せられていたからだ。 「・・・・・・晴」  名を呼んでみる。  呼んで欲しいとねだられたその名。  晴れやかな彼にピッタリのその名前。
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