さようなら、愛しい人

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次の日の夜… 私だけ地上に残された 彼は約束を一日も守らずに死んだ 『私より先に死なないで』 到底無理な話だ 彼は私より2年早く此処にいる いつ容態が急変してもおかしくはなかった でも酷すぎる 神様がいるならその神様は残酷ね。 そう思った 折角、折角、結ばれたと思ったら直ぐに切り離す なんて残酷な世界で残酷な運命なのだろう そして私は空を見上げた その空は残酷な世界には似合わない 綺麗な満天の星空だった
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