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B:「はぁはぁ…千代子お婆さん、探したよ」
A:「浩ちゃん、すごい汗よ。どうかしたの?」
B:「千代子お婆さんが修じいちゃんのカメラを持って急にいなくなるから心配したんだよ…」
A:「ごめんね、浩ちゃん。今日は私とおじいさんが出会った日なのよ。だから、おじいさんが好きだった『この場所』でおじいさんが大切にしていた『このカメラ』で撮影をしたかったの…」
B:「この場所が…修じいちゃんが好きだった場所だったんだ…僕がまだ4歳の頃、よく修じいちゃんに連れてきてもらった場所だよ…」
A:「…そうだったのね。そう言えば20年前おじいさんは、よく浩ちゃんを連れてお出かけしてたわね」
B:「千代子お婆さんは、あの頃と全く変わらないんだね…今じゃ僕の方が千代子お婆さんより年上に見られるよ…」
A:「……浩ちゃん、私はまるで歳を重ねることを忘れてしまった凍りついた時の中で生きているの…だから…浩ちゃん、長生きしてね…」
B:「……わかったよ…寒いから一緒に帰ろう…」
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