いきなり！異世界に行ってみた

第２章 天界にて

私達が同時に返事をすると、神様は小さくため息を吐いて頷きました。

「わかりました。人間はもう少し欲深いと思っていたのですが、違ったようです。それでは、転生させます。楽しんでください」

神様はそう言うと、何か呪文のようなものを唱えて、大きな扉を出現させました。

「この扉に入ったら異世界です。この度は、申し訳ありませんでした。私と連絡がとれるようにしておきますので、何かあれば、気軽にご連絡ください」

神様の声を背に、私達は異世界へと足を踏み出しました。