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扉をくぐって出た先は、森の中でした。神様からもらった世界の全知識によると、此処は危険度Sランク─EからSS まである─の、セラジュの森で、S~X ランク─ギルドランクと同じ─の魔物がいるそうです。
私は隣にいる葉月様と目を合わせます。
「どうしましょうか」
「沙那美はどうしたい」
「そうですね・・・しばらくは此処で暮らして、戦うことに慣れて、一般常識を身に付けてから町に出て学校に通うのが良いと思います」
「わかった、じゃあ、まずは家を創ろうか」
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