ある高校生カップルの会話

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A:女子高校生(クール) B:男子高校生(溺愛?) A:桜の木の下には死体が埋まってるんだって。 B:これ梅の木だよ。 A:いいのよ。冬だし。 B:…でも『埋まってる』よ。 A:え? B:…そのカメラ、僕に貸して? A:…嫌よ。 B:どうして? A:人に触られるのが嫌なの。 B:…そっか。 A:でも、あなたなら…いいわ。 B:え? A:だってあなたのことが好きだから。 B:うん。知ってた。 A:それにあなたは冗談言うとき、目が笑ってるもの。 B:それは知らなかった。 A:撮ってあげようか? B:遠慮するよ。 A:なんで? B:もし写真に写らなかったときに困るから。 A:そう。でもね、私は撮りたいから撮らせてね。 B:わがままだなぁ A:でもそんな私のことが好きなんでしょ? B:知ってたんだ。 A:ええ。だってあなた私と話すときいつも赤くなるもの。 B:冬だからだよ。 A:あの時も…この木の下であなたは『赤かった』。 B:え? A:自分が死んでるって気が付いてる? B:ううん。 A:そうなんだ。 B:君も冗談を言うときはいつもよりさらに真顔になるからね。 A:…知らなかったわ。 B:そんなところも可愛いと思ってるよ。 A:うるさい。 B:可愛い。 A:笑うな。 B:やっぱりカメラちょっと貸して。 A:なんで? B:可愛い君のことをちゃんとのこしておきたいから。 FIN
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