悪気はないけど、殺意ならある

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B「こんなところに呼び出して何よ」 A「貴女に私の写す写真の被写体になってほしくて、」 B「まあ、若くして新進気鋭のカメラマンのあなたの前なら、モデルになってやってもいいけど。」 A「ありがとう。じゃ、私の前に立ってくれる?」 B「ok。ここでいいの?」 A「うん。もう少し後ろで。」 B「ここでいい?」 A「もう少し後ろに! B「え?もう少し後ろー、あ、きゃあ!」 彼女は私の視界から消えた。 これで私の恋敵がいなくなった。 吹雪が、私の視界から、彼女と同時に罪をも消し去ってくれたように感じていた。
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