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A 「 "悪き日も一枚の思い出して未来で笑ってやりたきそれだけかな" ? なによこの紐に書いてあるのは」
B 「指針であり、黒歴史でもある……って奴さ。
中坊の時に書いたんだが、なかなか消そうにも消せなくてな」
ふと、彼女は一枚だけ風景を撮っていた。 山だ。
小さい時からずっと見てきた山じゃないか
それから白き息と共にカメラを降ろし、こう呟いた
B 「Excellent」
どっちの意味だがさっぱりだが、取り敢えず彼女は
静かに笑っていたのだけ分かった。
それから彼女はその場を後にした。俺ももちろん着いて行くのだが、その前に気が付いた彼女が撮っていた山はただ堂々とした山であった。
彼女らしいな。と思い、小さく笑った
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