巻き込まれた、らしい

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そうだった、こいつは何か思い立ったら即行動、誰かを巻き込むこともおかまいなし(だが、何故か巻き込まれた結果が良いので誰もこいつを責めない)なヤツだった....はああ。今度は何やろうってんだ? 「それで?どうして今の状況になってるのか、きちんと順を追って話してほしいんだけど?」 「まあまあ、そんなにピリピリしないのっ」 「誰のせいだよ!」 「ごめんってばー。今話すから、ね?」 「ったく....」 「あはは。えーっとね、まず暗くて見にくいと思うけど、ここはカガミの泉!何故ここに来たかというと、カティにライブを直接見せて、音楽の魅力を実感して欲しかったから!カティったらせっかくわたしが何度も一生懸命話してるのに大体が上の空なんだもん。直に見せるのが一番手っ取り早いと思って。強引に連れてきちゃった★次にカティがぐるぐる巻きになってる訳は、あたしが説明しても此処に来てくれなさそうだし、もし連れてきても面倒になったら逃げそうだから。あ、ライブを見てもらったらちゃーんとほどいてあげるから安心してね。....以上!わかってもらえた?」 ヤナらしいというかなんと言うか。 理屈は通っているとはいえあまりの猪突猛進度合いに、慣れていると思っていたのに頭痛と目眩がしたのは気のせいではない。と思う。ああ。今すぐ家に帰って寝直したい。 「あー、大体状況はわかったよ。一応聞くけど....帰っちゃダメか?」 「ダメ★」     
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