第一夜

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――5時くらいになって、腹が空いたし落ち着かなかったから、おりょうちゃんにメールした。先に夕飯食べるねって。 でまた食堂に行って、ネギみそラーメン食べて、そんときに、たまちゃんやみち子さんに会ったから聞いたんだよ、『これ夢?』って。 二人とも『そう』って答えて、俺『いつ起きられるんだろう』って言ったんだけど、『なんで気にするんだ?』みたいな返事でさ。 そこにおりょうちゃんがきて、一緒に部屋に戻った。 おりょうちゃんにも聞いたけど、『夢ですよ』ってすごく当たり前に言われて、そうなんだ、って思うしかなかった。 で、ふつうに過ごして――12時くらいに寝た」 そこで、ふうと一息ついて水を飲んだ。 「寝て、どうなったんです?」とおりょうが尋ねた。 「ふつうだよ。寝て起きたのが今」 言って不安になり、カレンダー付きのデジタル時計を見る。日付は、昨日の次の日だ。 「俺、何時間寝てた?」 「いつも通りです。7時間ほど」 「そっか」 頷いてから、再び軽い不安を浮かべる。
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