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「私は本気で夢を叶えたい。だから…!」
ミズキの目には涙が溜まっていた。聞きたくないと私の耳は拒絶する。嫌だと私の胸は張り裂けそうだ。
「私たちの関係は、終わりにしよう」
ずっと一緒にいるつもりだった。でも、混乱する私の頭の中。答えは決まっていた。
「わかった。私はミズキの夢を応援する。終わりにしよう。けど、忘れないで。私はミズキのことが大好きだし、誰よりも幸せを祈ってるよ」
泣きたい気持ちを抑え、笑顔でミズキを見送った。
「ありがとう、大好きだよ」
ミズキは足早に立ち去った。涙が滲みながら、見上げた夕焼けは、とても明るくて綺麗で、そして…
とてつもなく 切ない
夕焼けを眺めながら、私は呟く
「ミズキ、向こうで元気にしてるかい?夢を叶うことを今でも祈ってるよ」
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