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その日川山豆太郎の人生は積んだ。
豆太郎の人生とは、努力の積み重ねだ。
高校生のころからいろいろなハガキで送って当たるという懸賞品を狙ったりしていた。
豆太郎はとても物が大好きだった。
料理に使う道具、または掃除に使う道具、しいては雑貨用品まで。
彼は百円ショッピングに毎日出かけている。
高校生の彼は進学をあきらめ、商売を始めることにしていた。
両親はそれに対して反対はしなかった。
お店を建てるお金もアルバイトをしてためた。
アルバイトは図書館の整理という仕事だった。
毎日が楽しく。
そしてついにお店を買った。
アパートのような建物に看板やらなにやら売りたいものやらなにやら。
商売の極意の本を見たり。
開店初日。不思議な道具を扱っているお店といわれたくさんのお客さんが長蛇の列になっている。
実は豆太郎は手で石などを加工し、いろいろな道具を使って宝石みたく仕上げるのが得意で、細工が得意で、さらには修理も得意ということだった。
太陽はばっちり上っている。
「さぁ、開店だああ」
まちにまった店開き。
次の瞬間、そのお店は粉になった。
「は?」
客が逃げていく。
店に落ちたのはロボットのようなもの。
豆太郎はそれを見て笑うしかない。
そして必死に逃げた。
豆太郎のお店開店の日、店は閉店した。
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