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地球は宇宙人の侵略者により地下深くまで追放された。
人類は宇宙人をぶちたおすために、異世界型VRMMO、つまり異世界にゲーム要素を無理やりもりこんだ世界での宇宙人ボスをぶち殺すこと。
それが地球を宇宙人の手から助ける方法だった。
そんななかぼうぜんとそこに立っているものがいる。
豆太郎は見ていた。
彼は役所の地下に避難すると、役員たちの説明やら、世界がやばいことを知る。
そのあとカプセルに入れられ、ここにいるということだ。
ここに来るまで宇宙で彗星のように落下し、数えきれない人類たちが彗星となっていろいろな惑星に落下する。
十個ある惑星すべて地球の銀河系にあったもの。
しかしパラレルワールド的にこの宇宙系は自分たちがいた宇宙系ではない。
なぜならここはどうやら金星らしいのだ。
しかも残念なことに死ぬことはない。
なぜ悲しむか?
お店をつくってすぐにつぶれる。
その悲しさがわかるかと突っ込みたい。
どうやら金星のどこかの都市のようだ。
見たこともない金属の文明だった。たくさんのお店がある。
豆太郎は茫然としながら歩き続ける。
人はたくさんいてごった返している。
自分のように訳が分からず茫然と歩き続ける人は結構いた。
たしか魂そのものを具現化し、職業にしてこの世界に解き放たれたはず。
まさかゲームのようになるのか?
意識すると、空中にステータスのようなものが出現する。
ステータスは変化なしと書かれている。
つまり元の地球のステータスと変わらないということだ。
残念だが地球にはステータスを見るという魔法はない。
【職業:商人 レベル1】
と表示されている。ふむ、スキル表を見ることに。
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