第1章リアルのお店つぶれました。

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スキル表  鑑定眼【すべてのレベルのものを鑑定できる】  商売上手【何かを買おうとしたり売ろうとすると相手に無意識に働きかける。買いたいときは安くなり、売りたいときは高くなる】  無限アイテムボックス【無限にアイテムをしまえる】  露店【小さなお店を外に開くことができる。露店に飾ってあるものを露店といっしょに収納すると露天の中に入ったままである】 借金払い【コインの数をある程度借金すると驚異的な強さになる。しかしコインを借金に充てればバッドステータスはない、それは計算ができなくなるということだった】    これが現状のステータス。  つまり戦い専門のスキルはこの2つだ。  鑑定眼と借金払い。  しかし借金払いをしてチート級の強さになるようだ。  おそらくコインを借金すれば借金するほど強くなるのだろう。  そして借金を払えなかったら、計算ができなくなる。  それはきっと商人として致命的だ。  まずはアイテムボックスの中身を確認する。  中から出てきたのは手袋のようなのだ。早速鑑定する。 創造手袋【鉱物ならなんでも触れたら粘土のように作ることができる。手をはなすと固まる】  この道具は鉱石を宝石にできるかもしれない、まずはお金を稼ぐことからだしなぁ。  あとは地図がでてきた。  その地図はこの金星のすべての地区をあらわしているものではない。  金星の一部、ここの都市とその外に広がる鉱石の森の道だ。  この地図で鉱石に森などあるのかと愕然とする。  そしてその地図はタブレットの透明版みたいだった。  地図の画面をぽちっとおすと、空中にうくと消滅した。  空中にぽちっと押すと出現する地図。  そのタブレットみたいなやつにはメモリーを入れるところがある。  ヘルプで検索すると。 【そのメモリーに地図のデータをいれると、この地図の情報が更新されます】  というもの、これは商人にとってうれしいことだ。  きっとそういった情報はお店に売っているのだろう。  ここを金星都市というらしい。この場所は文明が発達しており、空には無数の船が飛んでいた。
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