第1章リアルのお店つぶれました。

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金星都市、この惑星にはメタリック族と呼ばれる。メタリックたちがいる。  彼らは商売が非常に得意で、いろいろなものを作ることに秀でている。  しかしドワーフのようには創造することができない。  メタリック族の脳みそはとても小さいのだ。  金星都市の周囲、金属の森ではたくさんの素材アイテムを手に入れることができる。  その素材を使って、いろいろなものを作ることができる。  メタリック族はそれらを使って、砕き、データチップをつくる。  メタリック族は本の知恵をデータにしてしまうという力がある。  そのおかげで、データチップがないとメタリック族は生きていけない。  なぜなら、メタリック族の脳みそは小さく、すぐに忘れるからだ。  ただ1つ気を付けることがある。この惑星の石は魂がやどる。彼らはロックと呼ばれていて、この金星の敵キャラでもある。 「ふう、だいたいのことはわかった。まずは外に出て鉱物をあつめて、創造手袋でいろいろ作ってみよう、そのあとにいろいろ売って、コインをためる。いつ戦闘になってもいいようにしないと、本当になにが起きるわからないし、この世界で死ねば、現実世界の自分はと魂の抜け殻になる」  そこんとこの説明はしっかり聞くのが豆太郎のよきところ。  実は豆太郎は記憶力がよい。地図を見なくても暗記で、いろいろなデータチップ屋にいっては、素材分布チップ、モンスター分布チップ、地形分布チップなど。  チップ類は基本100コインくらいだ。食事も含めると出したい500コインくらいしか残っていない。  金星都市の外に出ようとすると、巨大なゴーレムのようなメタリック族がいる。  彼はこちらを見ると会釈してにこりと笑った。   「夜遅くまでは外に出ないように、モンスターのロックがお前を襲いに来るかもしれない、油断はするな」  門は基本ずっと開け放たれている。
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