眠り続ける森の美女
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そんなことを繰り返し続けている内に、最初に姫が眠りについてから三千年もの時が経った。 それでも、彼女は未だに、運命の王子様に出逢えていない。 (私には、もっともっとふさわしい人がいるはずよ) 姫は三十人目の王子に背を向けると、昔よりも更に人の粗を探すのが上手くなったことに自分では気づかないまま、理想の王子を夢見て、再び錘にその手を刺した。
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