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小さな宇宙人がこちらに近づいてきた。
何かされるのではないかと身構えると、小さな宇宙人は俺に抱きついた。
「おかえりなさい! お兄様」
一瞬、何を言っているんだと思った。
小さな宇宙人は、俺の顔を見上げながら微笑んでいるように見えた。
「お兄ちゃんは目覚めたばかりなんだから、あまり無茶させないで」
母親らしき宇宙人が言った。
お兄ちゃん?
俺が?
頭の中は混乱するばかりだった。
ふと、モニターに映っている惑星に目がいった。
それはテレビで見たことのある、宇宙からの青い地球。
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