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ー好きなタイプ
どうして智哉は俺なんかを好きになったんだろう。
俺もだけど、智哉もたぶん元々女の子が好きだったんだろうと思う。
そんな智哉がわざわざ男の俺を選ぶなんて、どうしてなんだろうと疑問に思うのは普通のことだろう。疑問に思うと同時に不安になる。
「ねぇ、マキさん」
「なぁに? 夕紀ちゃん」
今日もまた智哉に言わせるとわがままなおじいさんが俺に会いたいと駄々をこねたと智哉からのヘルプが入って、一緒にご飯にいくことになった。
腰を痛めたのが大分よくなり動けるようになったから、出掛けたいという意味もあるらしい。
いつもの通りマキさんに変身を任せている自分が暇な時間、マキさんに尋ねる。
「智哉のタイプってどんな?」
「え? 突然どうしたの」
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