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「できたわよ。一応、夕紀ちゃんのリクエスト通りにしたけど、あたしは別にこういうことじゃないと思ってるわよ」
「ありがとう!」
鏡の前にたつ。
いつもはパーマの髪を下ろしていたけど、今日はアップされている。
ブラウスの上に膝丈のフワッとしたスカートにヒール。
タイツじゃなくてストッキングのため、しっかり毛の処理も万全だった。
これが、智哉のタイプなのか。
女の子って感じだ。
髪をアップにさせてるのが好きなのか? うなじがいいとかかな。
って。なに人のタイプを調べて観察してんだ。普通に引く。
「智哉もやっぱ男だな」
「夕紀ちゃん。あくまでこれまでの傾向ってだけだからね」
「わかってる。ありがとう。いってきます!」
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