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「私は、別に男らしい男が好きな訳じゃないわよ」
「慰めなんて要らないって」
「慰めなんかじゃ・・・、私は」
「あ、やべ! 休憩終わる!」
時計を見上げて焦った。
話に夢中になりすぎて休憩時間が終わりそうだ。
「佳乃、なんだって? 悪いけど、先戻るな! 大事な話ならあとで聞くから」
「・・・ううん。なんでもない。私はあと十五分あるからゆっくりして戻る」
「そうか? わかった。じゃあな」
佳乃の態度に不思議に思いながらも迫る時間に慌てて休憩室を飛び出した。
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