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困惑したまま智哉とならんでたたされる。
智哉も聞いていなかったらしく困惑顔だ。
ちらりと智哉を見る。シルバーのタキシード。
スラッとした長い足、スーツ姿の時も思ったが、とても似合う。
女は放っておかないだろうに。
「すまない」
「え」
「こんなことまでさせて」
「な、何を今さら・・・」
急にそんなことを言われると困る。
なぜか、頬が熱くなったじゃないか。
いやいや。違うから。
これはただ、ちょっと女の格好をしてるからで。
ちょっと気持ちまで女の気持ちにたってしまっただけで。
ほら、俺演技派だから。
いや、今知ったけど。
演技とか今回が初めてだけど。
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