Chapter.1

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A「よお、何撮ってんだよ?」 B「この世の虚無。 いわば私たちの認識している領域における 唯一にして最大の真理よ」 A(うっわ、面倒そうなのに絡んじゃった) A「へ、へえ~、凄いね」 B「この世界にあるものは すべからく灰になるの。 それだけがこの世界において正しいのよ」 A「んで、結局なに撮ってんだ?」 B「見てみる?」 A「怖くないなら」 B「常人にはキツイかも。 どこを撮っても、何を撮っても、 全て闇に覆い隠されてしまっているから…」 A「お前さ、レンズキャップって知ってる?」 B「でも貴方なら… この世界を任せてみてもいいかもしれない」 A「聞いてる?」
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