序章

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"出会い"というには大袈裟すぎる、 そんな あなたとの出会いは社会人1年目の秋。 携帯サイトでたまたま見つけた美容室。 気に入らなければまた変えればいい、 そんな、気持ちで初めて通った日 静かな声 淡々と進んでいくハサミ。 美容師にしては珍しく あまり人に興味が無さそうだな それが、あなたの第一印象でした。 おしゃれな空間と人 大人な香り どこかまだ子供っぽさが抜けない私は いつも美容室という場所がそんなに 得意ではなかった 意外。 思えば、その日から あなたが気になっていて。
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