第2章

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あれから忙しい年末を過ごし 仕事、辞めたいなぁ なんて思いながら 毎日をだらだらと過ごしていると 気付けば6日間もあった お正月休みが終わっていて。 髪が伸びるのが早い私は 3月の卒業シーズンにはもう 気に入っていたショートが 肩であちこちに跳ねていた。 「髪、伸ばそうかなー。」 そう思い 再び、あの美容室を予約したのが 桜が徐々に青くなり始めた 4月。 相変わらず、扉を開ける瞬間には 慣れない。 「...すみません、11時に予約してた田中です」
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