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「うっ...頭が痛い...何か重大なことを忘れている気がする...!」
「大丈夫ですか!南田さん!やっぱりあなたが部長を殺したんですか?!」
東山に肩を揺さぶられて余計に頭がガンガンしてきた。その横で西本さんがカップを傾けながら何かを思い出そうとしている。
「いや、待てよ。でもよく考えたら昨日の南田は部長とすっかり意気投合した様子だったな」
「そうですよ!昨日の南田さんは部長と親密そうでした!互いに結婚できないのは相手の見る目がないからなんだって抱き合って泣いてました。そしてララランドごっこしてました」
ぐっ...そんなことが...思い出したくない...
でも確かに、踊る禿げ頭がライトに照らされてキラキラと輝いているような...そんな記憶が...
「み、認めたくないけど...それなら私に部長を殺す動機はないはずよ!」
「いや、仲間だと思ったのに!みたいな裏切り展開がその後あったんじゃないですか。もう少し思い出してみましょう。」
皆、どれだけ私を犯人にしたいんだ...
それでその後は...北河さんが話を繋ぐ。
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