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子犬は白い毛の長い犬だった。顔はまだ幼いが整っている。しかし、子犬の心の中では何を考えているのか汲み取れなかった。
絵描きは子犬の頭を撫でた。
しばらくして不思議なことが起こるようになった。
それは寝ぼけて家事をしているのか、やった覚えがないが、食器が洗われている。服がたたんでいる。靴が磨かれている。部屋が掃除されている。
だれかいるのか?
絵描きは子犬に飲み屋で残った肉とほんの少しの野菜を与えながら思った。子犬は相変わらず吠えることもなく、走り回りもしない、今は食べているだけだった。
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