音信不通
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私は棺に再び目を戻した。応答する主を失ったスマートフォンと、命を失った主がいた。その様子が妹と重なり、私はそれ以上見まいと俯きながら棺に蓋をした。けれどそれは臭いものに蓋。たんなる先延ばし、後回しでしかない。 まさか、連絡できないほど具合悪いということもないだろうが、帰りに妹のいる寮へ様子を見に行こうと思った。
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