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:亜衣藍:
兎にも角にも、取材には同行しない訳にはいかない。
真澄は、伊織と共に、件の華道家の元へと出向くことになった。
しかし、BLだと!?
先ほど見た、他紙のBL雑誌を思い出し、真澄はブルルと身震いをした。
「あ、あの……取材って、その……」
「ああ? ウチのヤツらも、戸惑ってるんだよねー」
伊織は真澄の反応を見越して、そう返答をした。
「今度の刊行で『萌えの職業』って、華道やらバーテンやら……はてまた居酒屋まで、それっぽい男子を取材するって。マジでどうよって感じだよね。でも、今は出版業界って厳しいし……人目を引くような企画が必要な訳だけどさ――」
先程の三原祐樹という同僚の反応を思い出し、真澄は声を上げた。
「だったら! もっとよく考えた方がいいと思うんですけど!」
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