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:福島いるか:  すると、裕樹の顔は一瞬で赤く染まった。 「裕樹大丈夫?」  裕樹が顔を上げると、裕樹の目はとろけるように虚ろな目をしていた。 「分かりましぃか?あのピリヒリしたあのくふきかん!!」  凌輔は、裕樹がへべれけになったのに気づいて季里を呼んだ。 「すいません!」  凌輔に呼ばれると、季里はトコトコと近づいて来た。 「どうしました?」  凌輔は申し訳なさそうに季里に言った。 「この子潰れちゃったみたいだから、奥で寝かしといてもらっていい?」    季里は笑顔で答えた。 「はい!大丈夫ですよ」  そう言いながら季里は裕樹を軽々と持ち上げると、奥の部屋へと連れて行った。  真澄は心配そうに、凌輔に訊いた。 「裕樹大丈夫ですかね?」  すると、凌輔と昂は軽々しく答えた。 「「大丈夫だろ?」」  真澄は、早々に潰れた裕樹を心配しながら、飲み会を続けた。  すると、今度は伊織が、真澄の肩に腕を回しながら絡んで来た。 「まっすーはさぁ~今日の感想はどうだったの?聞かしてよ~」  真澄は、勝手にあだ名で呼ばれていることにびっくりしていると、凌輔は嫌そうな顔で伊織を見て言った。 「げっ!絡みモードの伊織さんじゃないですか…真澄君相手してて!!」  凌輔は真澄に伊織を押し付けて、昂の隣に避難した。
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