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:福島いるか:  皆お酒も回ってきて、いい感じのまま、終電で帰る為解散となった。  早々に潰れた裕樹は、顔見知りの店員である季里へ介抱を頼んで、お店に置いて帰ることにした。  真澄は電車で帰ることにし、伊織は1人で自宅に帰るといい、昂は凌輔を誘い2軒目とそれぞれ別の行先へと別れた。  真澄はかなり酔っ払いながら電車に乗ろうとすると、どこかで聞き覚えのある声に呼び止められた。 「あなたは…」  真澄はかなり酔っているせいで、話しかけられた人が誰だとか分からなかった。 「あなた~誰ですか?面白~い!ハハハハ…」  笑い上戸の真澄は終始笑いながら、締りのない口調で近づき、指をさして言った。  すると、その人はゆっくりとため息をつきながら言った。 「はぁ…今日取材した相手の顔も把握出来ないとは……酒は飲んでも呑まれるなですね……」  すると、真澄は指をさしたまま、笑いながら言った。 「あんたそれ面白いね!ハハハハ」  そう言いながら真澄は気を失った。  真澄は、目の前の人に、もたれかかるように倒れた。  そして、そのまま真澄の記憶は途切れた……。
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