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:亜衣藍: 「そ、それで!? 結局、なにがあったの!? 」 「――――それがね、そこから先が……とにかく酔っていたから……覚えていないんだ」  そう白状すると、祐樹はガクリと項垂れた。  ただ、何となく――――伊織に物凄い迷惑を掛けた様な記憶だけはある。  それについて、まだ伊織は出社していないから一体自分は何をしたのか……また、何があったのか訊かなければならない気がする。  しかし、正直って怖い。  訊くのが怖いし、事実を知るのも怖い気がする。 「オレ……どうしたらいいんだろう……」  そう、祐樹は途方に暮れように呟いた。
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