62人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
呆れ顔で言われたのは……
『最初は蜂谷くんのこと相談に乗って欲しかっただけだったけど、いつの間にか先輩の強くて真っ直ぐなとこに惹かれてたんです。でも軽い気持ちじゃないです!本気ですから!信じて下さい!信じてくれないならここ(どこ?)から飛び降ります!!先輩は私のことどう思ってるんですか!?望みないならハッキリ言ってください~』
…みたいなことを、抱き着きながら延々と言ってたらしい。
「……で、先輩はなんて?」
「……お前の事可愛いと思うし、見てて飽きねえし……好きだと思うよ……って言ったのに、覚えてねーのかよ!」
痛っ!!
思いっきりデコピン!!本気!!!
……でも……好きって……言ったよね!?
「……先輩のイジワル。教えてくれたらよかったのに……私あれからずっとモヤモヤしてたのに……」
「あのなぁ、俺だって…………シラフの時に言ってみて酔った勢いだったとか言われたらダセェだろ」
きゅーん……先輩、可愛い……!
「……じゃあ、もっかい言って?」
「……嫌だよ」
「じゃあじゃあ、先輩からキスして?」
「お前な……散々ガマンさせといて……覚悟しろよ?」
最初のコメントを投稿しよう!