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無事面談も終え、
「あんたまだ高校2年だけど、もう来年は受験なんだからね、しっかり悩んでしっかり考えなさい。」
なんて母ちゃんにケツをたたかれ、
家に帰って飯食って、
電気もつけず暗いままの部屋のベッドに寝転び
今日あったことを思い返していた。
「智希にいちゃん…かあ…。
どんな人なんだろ」
『続きはーーー』
ああああああ!!?
そういえば俺、何かポケットに入れられたよな!?
と思い出し、慌てて制服のポケットを漁る。
これだ、
そこには
田中 智希
と書かれたシンプルな名刺が入っていた。
そこには携帯電話の番号と
Eメールアドレスが一緒に添えてあった。
ん?ってことは、これに連絡、、、?
いや、ダメだ!!恥ずかしくてできない!!
待てよ、あの続きの言葉を聞くだけでも、?
なんて天使と悪魔が葛藤して、
電話番号を打っては消してを繰り返していた。
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