ヴゥルカーン・ゴーラス

第一火 あくび

この世界は火炎が盛んな星。
ヴゥルカーン・ワールド。

2つの大国、4つの中国、6つの小国が集まる国星。

ヴゥルカーン大国・ラメロウ村。

この村には真ん中に炎湖(マグマ湖)がある。

その周りの集落に村・町がある。

俺はその村の12歳のロラン家の少年だ。

名前は、フォレスト・ロラン。

母と二人暮らしだ。

フォレストは朝7時に起き、仕事を始めた。仕事内容は、母が開業した、船(飛行機)を作る仕事。母は飛空士・整備士である。

いつも通り仕事する。今日は帆の整備手伝い。

油の匂いがすきだ。

黙々と作業をしていると母が呼んだ。
「おーい！もう14時だ！ゲーネンがくるぞ！家に入れ！」
これに対して俺は応えた。
「はーい！」
俺は家に入った。
ゲーネンとは？
この世界では14時になると、炎湖・炎海から噴火が起きる。
それを俺たちはゲーネンと呼ぶ。またの別名がツークロック・ゲーネン(14時のあくび)。
そしてこの世界は夜が、長い。もう16時から、暗くなり、夜空を見上げると星空が見える。

ゲーネンは地震のような大きな天災だ。
俺たちは親子は20時で就寝する。
そして、7時に起きて仕事をするか、学校に行くか。
こっちの学校は週4回ある。
フォレストは今日は仕事のため朝早く起きた。