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記憶を失った君を見つけた日、喧嘩したまま家に帰ってしまった罪悪感で丁度誤りに行こうとしてた。
でも、電話もメールも繋がらなくて…
「やっぱり怒ってるよな、早く見つけないと」
そんな時、蓮華の家の近くのコンビニの前の交差点でよく知ってる背中が見えて咄嗟に走って追いかけた
「蓮華っ!!!」
君は泣いていた
それと同時に見えたのは、まるで知らない人を見ている目
「そんな顔しないで、僕謝りに来たんだよ。」
「…はじめまして?」
…え?
知らない人のフリするほど怒ってるのか?
「ごめんなさい」
「なんで謝るの?」
「私、自分の名前も知らないから…貴方は誰?」
「僕は真野龍也、君は春川蓮華だよ。」
「僕、謝りに来たんだ。喧嘩した時酷いことゆったから」
「…」
「ほんとにごめん、だからもう知らない人のフリなん…」
「本当に、誰だかわからない。私を知ってるなら知ってる限りを話して」
まって、本当に僕を知らない?
だとしたらつまり…
「…記憶がない?」
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