12人が本棚に入れています
本棚に追加
/158ページ
女性社員用のロッカーで私服から制服に着替える。薄いピンクの開襟シャツの上に黒と赤の細かいチェックのベスト。ちなみにスカートは紺色だ。
これに着替えると仕事モードに切り替わる。ただの事務員だが、やはり心が引き締まる。
着替えが済んだら事務所に入り、まずはタイムカードを押す。私の席は優子の隣。朝の早い優子は既に席に座り、仕事を始めてる様子だった。
少しためらった後、意を決しておはようと挨拶をする。
明確な返事はない。少しペコリとしてくれたのは、せめてものお慰みか。
最初のコメントを投稿しよう!