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 女性社員用のロッカーで私服から制服に着替える。薄いピンクの開襟シャツの上に黒と赤の細かいチェックのベスト。ちなみにスカートは紺色だ。  これに着替えると仕事モードに切り替わる。ただの事務員だが、やはり心が引き締まる。  着替えが済んだら事務所に入り、まずはタイムカードを押す。私の席は優子の隣。朝の早い優子は既に席に座り、仕事を始めてる様子だった。  少しためらった後、意を決しておはようと挨拶をする。  明確な返事はない。少しペコリとしてくれたのは、せめてものお慰みか。
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