124人が本棚に入れています
本棚に追加
となると狼に襲われた部落にとって
志保は敵、その孫娘の雪子が現れたのだ。
「志保ばあちゃんは虐待されていじめを受けて
最後に火をつけた部落の人に復讐したのね、
焼け死んだ家族の為に・・」
「普通の狼集団なら部落は襲わないよ」
志保の悲痛な思いと強い意志を感じた。
「それを確かめる必要があるわ、
もう一度部落へ行く」
決意した雪子。
「えっ、この前は何も分からなかったけど、
今回は安治郎は敵だって思うし、
銃持ってたしなんか怖い」
泣きそうになる健一だった。
私ってこんなに強かったかな?
自分に驚く雪子だった。
最初のコメントを投稿しよう!