うちの先生は厨二病でして。

そろそろ新キャラ出すか悩む第四話「 課外授業のじかん 」

渡先生がこのクラスにやってきて
一週間が経った。

疑問に思うのが先生同士での渡先生の
対応である。やはり、相手が大人ならば
それ相応の会話をするのだろうか？？

答えは 「 NO 」だ。

校長が何故、渡 廊下 という男を
雇ったのかは謎が深まるばかりだが
他の教師からの彼への視線は冷たいものだった。

『 今日は工場見学に行く。昨日も説明したがお前達がこれから行く工場で見たことは全て秘密にしておくように。あちら側の人達が行う事は口外してはならぬ事ばかりだからな。 』

真面目な顔付きで話す渡先生は今日は
いつもの服装ではなく黒のスーツを
着ていた。
こうして見ると、普通に格好良いのだが
やはり人間中身も備わっていなければ
魅力は溢れ出てはこない。

生徒達を連れて渡先生は電子機器の部品を
製造している工場へと向かう。
到着するなり出迎えてくれたのは
人柄の良さそうな作業着を来たおじさんだ。

『 世紀末高校の皆さんこんにちは。今日は工場見学ということでゆっくりとご覧になって下さいね。工場内で質問があればいつでも仰って下さいね。』

工場の方の言葉に、渡先生はすぐに反応した。