birthday song

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夜の星々が君を静かに照らす頃, 僕はきっと,君宛ての手紙を書いているだろう. 今日は君の特別な日. 君が一生懸命生きて, 頑張って, 精一杯毎日を過ごしてきた, そんな物語の通過地点. 君の物語は今,どんな色をしているだろう. 笑顔が多いかな? 泣き顔が多いかな? もしかしたら怒ってばかりなのかな? 考えるだけで, 僕の心も,色んな気持ちが沸き上がってくる. どんなに認められなくても どんなに理不尽な扱いを受けたとしても 君の,まっすぐ正直にぶつかった, その先の結末を,僕も一緒に見届けるよ. 君が大事にしてきたものは 君以上に僕も大事にするし 君が歩んできた道を 僕は消したりしない 証として,胸の奥に刻んでいく. たとえ,遠回りだとしても 君が諦めないのなら, その夢も願いも,僕が応援しよう 泣きたい時は,すっきりするまで泣けばいい 無理矢理強がらなくてもいい 明日さえ,生きてくれるなら. 希望が持てない日も 嫌な相手と顔を合わせなければならない日も 生きていればどこかで出会うモノ. そんな時,君が独りにならないように, 僕は君を抱きしめているよ 言葉が要らないのなら静かに 慰めて欲しいのなら,君の気の済むまで その心に,ぬくもりを届けよう. 大切な何かを見いだせるまで 空をきりそうなその手を繋いでいよう. もうすぐ,君の新たな時が,夜明けを迎える. 君の人生に 君の未来に これから先の道に, 君の笑顔が 君の幸せが溢れることを祈りながら, Dear ────.
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