351人が本棚に入れています
本棚に追加
/230ページ
「えっ」
にこにこと成美を見上げる聖司は、抱いた細い腰をぐいと強く引き寄せた。
「夕飯のあと。次の日休みだからゆっくりできるって言っただろ? ゆっくり、何したいの」
「そ、それは、夜遅くなっても慌てて帰る必要ないって、ことで……あっ……」
掌に力を込める聖司は、それに合わせて成美を乗せた膝を軽く前後に揺すった。
必然的に成美の身体も連動し、聖司の膝に触れる部分が強く擦れた。
「ん……ッ」
脚の間へ意図せず身体にもたらされた刺激に、喉から声が漏れた。
「夜遅くなって、何するの」
返答に困るような質問をしながら、聖司は両手で成美の腰を掴んでゆるゆると揺さぶった。
聖司の思惑に、成美の身体は素直に快感を得る。
たくましい脚に跨る成美のオンナの部分が、熱を持ち出した。
「……は……ぁ」
「どうした? 身体、震えてる」
「……っ……」
自分がしていることはわかっているはずなのに、聖司はわざと首を傾げてみせた。
ゆっくりとした腰の前後運動が強要される。
辱めの行為に成美は次第に息を上げた。
「息上がってる、苦しい?」
じわりじわりと波に侵食されるように、快楽が身体を蝕んでくる。
最初のコメントを投稿しよう!