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机を回り込み聖司の横に立つなり、肩に腕を回してくるりと椅子ごと体を回転させた。
「せんせ……今日はもうお仕事おしまい?」
短いスカートを気にもせず足を広げ、梓は向かい合った聖司の膝にまたがった。
ふわりと甘い香水の香りがする。
襟口の大きく開いたシャツから、ピンクの肩紐が見えた。
「ここ予備校だぞ」
「……じゃあ、どこならいいの……?」
顔を傾けて淡々とした表情の聖司に迫る梓は、吐息を吹き掛けるように囁く。
あと数センチで口唇同士が触れようとしたところで、聖司は梓の顎を掴まえた。
「俺、攻められるの嫌いだって、いつも言ってるだろ」
梓の方から近づいていたはずだったのに、その一言であっさり聖司の主導に移る。
「んん……ッ……」
親指で下口唇を少し開かせ、聖司は潤った少女の口唇に深く自分のそれを重ねた。
舌で割るまでもなく、梓の口唇は聖司を誘い込む。
彼女の腰を引き寄せ身体の密着度を高めると、梓のスカートの中で、聖司のオトコが擦られた。
「……ぁ……せん、せ……」
イイところに当たったのか、梓は聖司の膝の上で悶える。
くちゃくちゃ、と口唇が卑猥な音を奏で、誘惑する女の吐息が聖司の加虐心を煽った。
わざと膝を大きく開き、梓の開脚をさらに広める。
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