見せない心

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 スカートをたくし上げ、後ろから下着に張り付く割れ目を指でなぞった。 「……ゃ……恥ずかし……」  手前の方まで滑らせていくと、梓はぴくんと反応する。  辿り着いオンナの中心部分は、すでにしっとりと湿っていた。 (あー、まずいな)  聖司は自分の身体が制御できなくなる前に、梓の下着から手を離す。 「……んや、もっとぉ……」 「ここはお勉強する場所」  合わせていた口唇から顔を引き離し、短いスカートを直してやる。  このまま事を進めれば、例え外に声が漏れない部屋だとしても、彼女にスーツを濡らされることになる。  頬を上気させ、とろりとした眼差しが聖司を見つめる。 「せんせ、意地悪……」 「俺のこと、Sだって言ってたの誰だよ。俺はそういう人なんだろ?」 「……そうやって突き放しちゃうとこ、ダイスキ……もっと苛めて欲しくなっちゃう」  渋々聖司の膝から降りる梓は、視線を合わせるように腰を屈める。  広い襟口にできた大きな隙間に、ピンクのレースに包まれた豊満な膨らみが見えた。  わざとそうして見せている彼女の思惑はわかりきっている。  そのままもう一度口唇を合わせてくる梓の手は、聖司の胸元を撫でて下へと降りていく。 「先生、夜ご飯済ませた?」  ちゅ、とリップ音を鳴らした口唇が問う。     
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