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第1話 再会
「青い空は、綺麗だよ?大丈夫!君もきっとみえるようになる」
あの日、彼は、そう僕にいってくれた。
あれから二年の月日が経っていた。
「本当だ。青いね」
僕は、一人空を見上げて呟いた。
真っ青な空。雲ひとつない。
僕は、実感していた。
この目が見える喜びを。
そして、これから始まる新しい生活、出会う人たちに、胸が高鳴るこの気持ちを、日本にいる仲間たちに、伝えたくなった。
彼らとの約束を果たすために。
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