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ベッドに手を突いた楊はフワッと近付き、キスをして美夕の言葉の続きを遮った。
「美夕を助けられたからいいんだ」
肩を竦め笑う楊の顔に、美夕の心が溶ける。
楊の手が美夕の?に添えられた。
「多分、帰りは遅くなるけど、美夕、今日は家でちゃんと休むこと」
「うん」
「今日は日曜日だから三浦さんは休みで、他の皆もまだ来ない。朝ごはん、作っておいたから後でゆっくり食べるといい」
「ありがと、楊君」
優しさに溺れそう。
触れたくて、もっと抱き締めて欲しくて堪らない。
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