3、朝の情事(★)

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「んっ……うんっ……」 「でも今日の沙和はかわいいから、ちょっと待ってね」 「じゃあ聞かないでよっ……」  布越しにぱくりとくわえられた乳首が、彼の舌の刺激で震える。沙和の視界がだんだんと潤んできて、壮太の輪郭が少しだけぼやけた。握られた手首が熱い。  いつもよりもゆるやかな愛撫なはずなのに、どうしてか今日の沙和はいつも以上に感じてしまっていた。    夜にばかり致していたから、明るい中で肌を晒すことがこんなに恥ずかしいことだと忘れていた。 (もう絶対の絶対に昼はしない!)  沙和がそんなことを考えているとは露知らずの壮太は、ようやく満足したのか沙和の胸から離れると、彼女の手首も自由にした。 「はい、お待たせ」  あくまでも軽い調子なのが恨めしい。というよりも憎たらしい。くたりと力の抜けた沙和に、壮太は「大丈夫?」といかにも心配している風に声をかけてくる。が、絶対内心では違うことを考えているだろう。それがわかるから沙和はぷいっと横を向いて丸まった。 「壮太の……ばか……」  媚びるような甘ったるい声が出た。  そんな自分に驚いている間に、壮太は沙和の背後にごろんと転がって両腕をまわしてくる。ぎゅっと強く抱きしめられて、お尻のあたりには彼の固くなったものが当たっているのがわかった。それをゆるやかな動きで擦り付けながら、壮太は「今日もういれたいなぁ……」と呟く。 「ちょっと! さすがにまだ早い……」  もうちょっと準備が……といいかけた沙和のズボンを、壮太は問答無用でおろしにかかる。それを抜き取ってからは、沙和を仰向けにして足を開かせた。夜なら気にならない大胆な格好は、昼間だとその恥ずかしさが段違いだ。 「やだやだ! 広げすぎっ!」  内腿に力をいれても、膝を押さえつけられて全然動かない。壮太は沙和の大事なところを視姦して「滲んでる。これはエロいわー」と昂ぶった声をあげた。 「見なくていいからっ! 」 「いやー、いい眺めだから……」 「壮太ってば!」  じたばたと足を動かそうとする沙和に「沙和ってば文句が多いんだからぁ」と間延びした声でたしなめつつ、壮太はショーツの脇から指を入れた。そして、なぞるとか触れるとか、そういう段階をすっとばして、いきなり膣に指を入れてくる。 「あんっ……」
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