第3章七夕の夜

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ジリリリリリリリリリリ ミンミン 「あー!ちょっと斗真!それあたしのアイスー!!」 「残念でしたあー。俺が先だったんだよ!」 「もう!!」 「あんた達いい加減にしなさい!」 「お母さんーだって斗真が…。」 「お姉ちゃんなんだからそれぐらい譲りなさい星羅!」 「…はあーい。…スキあり!」 そしてあたしは斗真が手に持っていたアイスを噛じった。 「あ!何すんだよバカ!」 「へへーん!ぼーっとしてる斗真が悪いんだよーだ!別に良いでしょ!ひと口噛じっただけなんだから!」 「…信じらねえ。普通食うかよ人のアイス…。」 あたしの名前は林田星羅高3 そしてこっちは林田斗真高2 あたし達は普通の姉弟だ。
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