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公認
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公認
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私たちは、結局、月曜の朝まで一緒にいた。
途中、着替えを取りに帰る事はあったが、なんだか離れ難くて、ずっと一緒にいた。
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1月7日(月) 12時。
今日のお昼は前半組だ。
お弁当を持って、みんなと社員食堂へ向かう。
すると、5階エレベーター前に、ゆうくんがいた。
「ゆうくんも今お昼?」
「ああ。
奏、一緒に大丈夫?」
ゆうくんが私の後ろのパートさん達に視線を移しながら聞いた。
「うん。
いいですよね?」
と私がパートさん達に聞くと、
「もちろん。」
と笑顔で返事をくれた。
社員食堂に着くと、空いた席を見つけて2人で座る。
私がテーブルを拭いている間に、ゆうくんがお茶を汲んできてくれた。
今日はゆうくんもお弁当だ。
今朝、私が自分の分を作るついでに、ゆうくんの分も作っておいた。
一緒に座って同じお弁当を広げる。
「ふふっ。なんだか照れるね。」
と私が言うと、
「いいんだよ。」
とゆうくんは嬉しそうだ。
5分程して、若い男の子が2人近づいてきた。
「課長!
ここ、ご一緒してもいいですか?」
「あぁ、どうぞ。」
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