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3、学生時代
4月4日大学の入学式。高校から同じ大学に進んだ友達もいたのでそれほど緊張することもなく式に参加した。同じ科に進んだ友達は残念ながらいなかったので1人寂しく席に付いた。
私は人よりコミュニケーションに長けていると思う。なので近くにいた友達ともすぐに仲良くなれた。式が終わり高校のときからの友達と合流し帰ろうとしていた。そのとき同じ科であろう人たちに声をかけられた。
「ねえ、この後暇?」その集団の1人から声をかけられた。彼女達は早速コミュニティーを作り始めていたのだ。
私は悩んだ。正直めんどくさかったのだ。女子というものは本当にめんどくさい。この誘いを断ったら私はこの先1人かもしれないとも考えた。しかし今回は高校の友達とかえる約束をしていたので断ろうと意を決した。
「ごめん。今日は先約あるからまた今度誘って~」明るく少し申し訳なさそうに断ってみた。
心の中では(暇やけど行くのだるいし会って一日目の人たちと出かけてお金使うのもったいなさ過ぎるだろ)と思ってたのは内緒である。
断ったのはいいが内心明日からの大学生活大丈夫かなと少し不安が残ったのも事実である。
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